旧車を生かし続ける! キオのブログ

はじめまして 旧車大好き今年50代の会社員です。 1970年代〜1990年代くらいまでの 旧車に関連した記事を発信していきますので、 ご興味のある方は ご覧いただければ幸いです。

排ガス規制 悲運のテンロク!! トヨタTE47・61・65トレノ!!

1960年代から始まった日本の

モータリゼーションは高度経済成長期と

重り車の開発は次から次へと行われ、モータースポーツ

のフィードバックも行われることにより、

性能も大幅に進化して行きました。

 

60年代の乗れる車からスポーツマインドを持った

車へとより高出力のクルマが多く販売されて行きました。

 

しかし。。

 

残念なことにこの頃中東戦争オイルショックなど

車を取り巻く環境が少し変化して行きました。

 

そしてトドメは1973年に施行された排ガス規制でした。

 

この排ガス規制によりそれまでレースシーンで培った

エンジン出力向上に関する補記類や仕組みが根こそぎ

使えた無くなっていったのです。

 

 

それまでの仕組みを一から作り直して、排ガス規制に対応

しないとならないほどの大掛かりな規制だったのです。

 

本日は排ガス規制に翻弄され、毎年車の型番が変わっていった

トヨタスプリンタートレノTE47についてお話ししたいと思います。

 

排ガス規制後の1974年に2代目スプリンタートレノは

販売されました。

この代はボディー形状がカローラとスプリンターで異なる

珍しいパターンでした。

 

 

初代よりもホイールベースが35ミリ延長され、60kgも

車重が重くなったことから、先代のようなスポーツ性能は

発揮できず、

 

 

排ガス規制の影響からエンジンもハイオク仕様から普通ガソリン仕様

になったためエンジン出力も落ち75年の排ガス規制に対応できなく

なったためグレードごと消滅することになりました。

 

 

この時代の車は排ガス規制に対応できず、ブランドごと

一時期消滅した車種が少なくありません。

カローラレビンも同じエンジンを搭載していたので、

一時消滅しました。

 

2年間のブランクを経てようやく76年排ガス規制に対応した

電子制御インジェクション仕様の2T-GEUエンジンを

搭載したTE61として発売してされました。

この頃のエンジンは100psを出すのも大変でした。

にも関わらず78年にも排ガス規制が入り、

それに対応したエンジンを搭載したTE65が1978年に

発売されました。

 

排ガス規制に振り回されブランド消滅もあり、74年から

79年まで2年のブランクを入れて販売され続けたのも

企業の苦労がうかがえます。

 

 

もはやスポーツカーとしては全く機能せず、名前だけのGT

と化してしまった国産車はこのトレノだけにとどまらず

この時期作られていた車のほとんどは名ばかりのGTでした。

 

 

高度経済成長に乗っかって性能も成長を遂げたまでは良かった

のですが。。その後ひどい仕打ちにあったこの頃のクルマは

少々気の毒な気がします。

 

 

同世代のクルマなのに3つもの型番を持つ車種はこの時期の

トヨタ車だけなのでしょうね。。

 

 

販売台数も少なく、性能もあまり良くなかった時代の車なので、

生存台数も少なく希少だと思われます。

 

https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU1551580525/index.html?TRCD=200002

 

ありました!77年式なのでTE61です。

 

一番遅くてダメな奴ですが、超希少モデルですね。

 

もはや高価になりすぎた86購入するよりも

この年代の少し遅い車を購入したら面白いかも知れませんね。

 

まだ手が出せそうです。

 

本日は排ガス規制に振り回された

トヨタスプリンタートレノTE47、61、65の

お話でした。

本日も最後までお読みいただき

ありがとうございます!