旧車を生かし続ける! キオのブログ

はじめまして 旧車大好き今年50代の会社員です。 1970年代〜1990年代くらいまでの 旧車に関連した記事を発信していきますので、 ご興味のある方は ご覧いただければ幸いです。

現代のホットハッチ! ダイハツブーンX4!!

ダイハツはいつの時代も

2000代に入るとクルマの在り方は
単に走る、止まるだけにとどまらず、
環境に配慮したり、化石燃料に依存
しない作りだったり、いろいろな制約が
設けられ、排ガス規制も数回入り、
モータースポーツに参加するような車種
を作る企業はほとんどなくなりました。

バブル崩壊はすでに終わっていましたが、
やはり相当なダメージがあり、それを引きずる
感じは93年以降も続き、低燃費、ハイブリット
EVなどにシフトチェンジを行いました。

そんな2000年代前半2004年に
ダイハツトヨタの共同開発で、軽自動車の
プラットフォームに1300CCのエンジンを
搭載し小さく小回りが利き、燃費もよい風の
クルマが誕生しました。

トヨタからはパッソ、ダイハツからはブーン
という同じクルマで違う名前で発売され
ました。
それは、ストーリアとデュエットと同じ構図
であったのですが、特別仕様車などは各会社
に任されていたため、トヨタダイハツ
販売した車も違っていたようです。

ブーンは1300CC90ps、車重900kg
程度と元々軽自動車のっプラットフォームに
排気量が大きいエンジンを搭載しているため
出力は車重に対して余裕がありました。
同じ車種で排気量違いのエンジン1000CCも
あり、そちらは駆動をFFか4WDか選ぶことが
できたようです。

ダイハツはホットバージョンが好きなようで、
2006年にブーンに特別バージョンを投入します。

ブーンX4です。


それは、レース参戦を前提にしたスペックで、
1000CCにDOHCヘッドを搭載し、
インタークーラーに冷却用のユニット
まで搭載する気合の入れようで、
133ps4WDと900kg程度の車両
には必要にして十分な出力を備えていました。


これはレースのレギュレーションでターボ車は
係数1.7倍をかけた排気量で参戦しないと
ならないということで、正式には936CC
のエンジンですが、係数をかけると1591CC
いわゆる1600CCクラスに参戦するために
調整されたエンジンなんです。

ノーマルの状態で
クロスミッションを備え、前後スタビライザー
フルタイム4WD、LSDも装備済み
とそのままラリーやダートラに出れるのではないか
というくらいにチューンナップされたクルマです。

軽自動車の大きさに133psクロスミッション
って超マニアックなクルマを市販車で出して
しまうところが、ダイハツらしいと言えば
ダイハツらしいですね。

同じトヨタのパッソにはスポーツグレード
は存在しませんので。。
その辺が企業としてのスタンスの違い
なのでしょうね。。

この時代によくそんな車を出してくるな。。
と感心させられます。
そんなブーンX4は今一体いくらくらい
するのでしょうか?

https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2103206722/index.html?TRCD=200002

年式にしては結構奇跡のクルマ
ですね。

今購入して長く維持するなら
この価格は安い方だと思います。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2220968818/index.html?TRCD=200002

更に奇跡の1台ですね。

さすがに玉数は少ないので
今ならまだ手に入りますが、
今後はなかなか手に入りにくくなる
可能性があるので、お探しの方は
今このタイミングだと思います。

販売から十数年経ち元々玉数が
少ないので奇跡のような車両が
発見できる確率が高いと思います。

本日はバブル崩壊後あえて
モータースポーツ参戦用車両を
開発販売したダイハツブーン
X4のお話でした。

本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!