旧車 黎明期 クラシック王道ハコスカ!! GT-R!!
レースシーンの市販車への
フィードバック
1960年代の日本のモータリゼーション
の幕開けは政府も巻き込んだ国全体の
施策として安くそこそこのパワーと
大人4、5人乗れるようなそんなクルマ
の開発を各社が行っていました。
そんな背景もあり、モータースポーツ
にも積極的に参加することが多くなり、
当然レースシーンでは市販車の
スペックでは戦えないため、チューン
ナップが行われます。
そのチューンナップノウハウは
やがて市販車へとフィードバック
されていきました。
プリンスは当時のスカイラインS54Bに
搭載していたG7エンジンが、レースシーン
ではもはや海外の技術に勝てないことを悟り、
本当のレースカーR380のエンジンを
GR8 6気筒ツインカムエンジン
をベースに再度市販車へと搭載できるよう
デチューンすることを考えます。
そうして誕生したのが直6DOHCエンジン
S20でした。
1969年当時プリンスは国策で日産と
合併したばかりでしたが、このエンジンを
市販車、新しいスカイラインに搭載して
誕生したのが、初代スカイラインGT-R
だったのです。
当時はまだ4ドアセダンしかラインナップ
していなかったため、69年式のGT-Rは
セダンのみでした。
それでも当時のレースシーンで1tそこそこ
のボディーに160psの出力はそのままでも
十分戦えるスペックでしたが、
チューンナップして更に出力が上がった
エンジンでは鬼に金棒状態の、
69年の日本ツーリングカー選手権では
1~3位までを独占する状態だった
とのことです。
翌年1970年になると2ドアHT
が発売され、それに伴いS20も
2ドアHTに搭載されることとなりました。
ホイールベースで70mm短い車体は
S20の出力と相まってより速く
操縦できるクルマに生まれ変わり、
それ以降のレースシーンを塗り替えるような
成績を残すこととなりました。
数々のレースシーンで記録を打ち立てて
前人未到の記録を次々と打ち立てて
行きました。
50年以上も前のエンジンで市販車
で160psは当時の日本の道路事情
を考慮すると公道を走るには少し
過激すぎるスペックだったような気がします。
まだ高速道路も今ほど網羅されている
わけではなかったでしょうし。
今でいう500ps程度のインパクト
がある出力スペックだったに違いありません。
69年から73年まで2代目GT-R
に変わるまでの約4年間で約1900台
程度を販売したそうです。
30年前に300万円程度だった
ハコスカGT-Rは今一体いくら
するのでしょうか。。?
50年以上も前のクルマなので、
そもそも販売されているかが疑問ですが。。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU1424373921/index.html?TRCD=200002
69年の車体ですが、
この価格ですね。。
王道です。
もはやコレクターか富裕層でなければ
手が出せませんね。。
普通のハコスカですら、
500万円以上するのですから。。
希少価値とニーズが釣り合わない
とそんな価格まで高騰するので
しょうけれど。。
現存しているのが奇跡なんだと
思いますが。。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2426804955/index.html?TRCD=200002
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2426804955/index.html?TRCD=200002
これは2ドアHTですが、
こんな感じですね。
とても手が出ませんね。。
S30もケンメリもクラシック
の王道ですが、更にスペシャルな
王道車ですね。
それでも本当にクラシックといえば
日産スカイラインGT-Rですよね。
本日は日本の自動車黎明期の
画期的な発明品ハコスカ
GT-Rのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!