旧車を生かし続ける! キオのブログ

はじめまして 旧車大好き今年50代の会社員です。 1970年代〜1990年代くらいまでの 旧車に関連した記事を発信していきますので、 ご興味のある方は ご覧いただければ幸いです。

旧車 バブル前 超高回転ZC! 新開発ワンダーシビック!!

ホンダシビック3代目
ワンダーシビック


1970年代の日本の自動車暗黒時代は
1980年代に入っても少し尾を引いて
いました。
それでも各メーカーさまざまな仕組みを
取り入れ新車に投入して、70年代の
排ガス規制を払拭するために、

日々、試行錯誤を重ねていました。

ホンダは1983年にシビック
フルモデルチェンジしました。
ワンダーシビックです。


このクルマはデザインが斬新で、
それまでのシビックを全く捨て
新しく生まれ変わったかのごとく、
潔さを感じさせるものでした。

2代目は初代を色濃く踏襲していて、
形も排ガス規制を受けた後の
本当にショボい感じの覇気のない
どうにもならないものでしたが、

3代目で早くもすべて払拭できた
かのようなそんなデザインだったり、
エンジンだったりしました。
もちろん足回りもシビックらしく
走りに徹したものでした。

3代目からDOHCエンジン搭載グレード
が設定されました。
ホンダの本気が垣間見れる気合の入ったグレードでした。
ホンダS800以来のDOHCエンジンで

ボンネットバルジを設けるあたりがその証拠で

DOHCエンジンはZCエンジンと言い

当時開発されたエンジンとしては

相当優秀なエンジンでした。


当時は鉄の鋳物が主流だった
アルミのシリンダーブロックを採用し

軽量かつコンパクトなエンジンに

仕上がっていました。
バイクのように軽い吹け上がり、
高回転でアクセルを少し開けると
軽く吹け上がる本当にバイクのような
気持ちの良いエンジンでした。

車重も800kg前後で現在の軽自動車
並みの軽さにZCエンジンでFFながら
ガンガン走れるそんなクルマに

仕上がっていました。


見た目もシビックとは思えないほど
スタイリッシュに生まれ変わり、
エンジンも新開発で軽くて速い
130psと特筆してパワーがある
訳ではありませんが、車重とレスポンスの
良いエンジンが合いまった

バランスの良いクルマでした。


自動車では初めてグッドデザイン賞にも
輝き、カーオブザイヤーも受賞するほど、
見かけも中身も充実したクルマだったのです。

日本ツーリングカー選手権などにも
出場したり、ワンメイクレースがあったり
当時はレースシーンでも活躍したので、
当然売れないわけがありません。
走りやや若者を中心に売れたようです。

この代からシビックは走りのシビック
として認識されるようになり、
今日に至っているようです。
ライトウェイトスポーツカーですね。

本当にライトウェイトはいつの時代でも
走りやすく人馬一体的な感覚を
もたらしてくれる乗り物です。
現在のシビックも本気度が高いですが、
もはやシビックではなく何のクルマ
なのかすらわからない、
化け物のようなクルマになってしまい、
残念です。。

初心に帰ってライトウェイトを
思い出してもらいたい。
そんな思いにさせる3代目ワンダーシビック
ですが、今一体いくらなのでしょうか。。?

https://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU6440753631/index.html?TRCD=200002

タマ数は少ないようですが、
探せばないことはありません。
AE86と並んで人気のあったクルマ
ですが、その割に安い方だと
思います。

根気よく探せば走行少なく、
ボディーの程度が良い車両が
発見できるかもしれません。

1983年~1987年のクルマ
なので、一番新しくても32年前の
クルマです。
もはやクラシックカーの域に到達
したと言ってもよいと思います。

今程度が良いものを探して
直しながら乗るのも面白い
かも知れませんね。

ひところはよく街で見かけましたが、
最近では全くと言ってよいほど
見かけませんね。。
相当スクラップにされてしまった
のだと思われます。

本日はホンダ本気のモデルチェンジ
バブル時代を代表する一台
ホンダ3代目シビック
ワンダーシビックのお話でした。

本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!