旧車を生かし続ける! キオのブログ

はじめまして 旧車大好き今年50代の会社員です。 1970年代〜1990年代くらいまでの 旧車に関連した記事を発信していきますので、 ご興味のある方は ご覧いただければ幸いです。

旧車 規制の救世主!!コスモAP!!

1975年昭和50年


1970年代は自動車業界にとっては
暗黒時代と言われていて、
オイルショックや73年の排ガス規制
75年の排ガス規制とさまざまな事象
が重なり、大打撃を受けた時代です。

各社排ガス規制に対応できないエンジンは
廃版に追い込まれたり、今までとは全く
違う補器類を搭載するなど、
精彩の欠いたショボい物へと変貌を
遂げていきました。
順調に育っていたモータリゼーション
急激に失速していきます。

スポーツモデルと言われるモデルは
廃版となり、速いクルマからクリーンな
クルマへと世の中が変わっていく中
頑張っていたのがマツダです。

ロータリーエンジンは排ガス規制を
クリアすることができ、今までと同様の
パワーを確保することができたんです。
国内がこのような状況からか、
市場を海外へと意識したクルマの開発
へと舵を切った形で、1975年に
マツダコスモAPが登場します。


それは北米市場向けに開発されたもの
で内装も真っ赤なラグジュアリーなもの
を使用し、初代コスモとは明らかに
違うコンセプトを盛り込んだクルマ
となりました。

スポーツから北米向けのラグジュアリー
名前もコスモAPとし、アンチポリューション
の略らしくこのころの世相にはニーズが
ありそうなネーミングです。

それにしても少しやり過ぎな舵きりで
初代の面影は全くと言っていいほど
ありませんね。。

エンジンは13Bと12Aそれぞれ2機
搭載モデルとレシプロエンジンが用意
されていました。
13Bロータリーは135psと当時と
してはそこそこ、しかも排ガス規制
の後のクルマとしては上々だったと思われます。


何せトヨタのレビンなどは100ps程度
の出力しか出せないような時代ですので、

規制前とさほど変わりなく搭載できた
エンジンとしては非常に優秀なエンジン
だったと思われます。
ターボが登場する少し前の時代なので、
このクルマにターボを搭載していたら
全く違ったクルマになっていた
でしょうけれど。。

排ガス規制を比較的楽にクリアした
ロータリーエンジンはやはり
相当な発明品だと改めて思い知らされます。

エンジンの設計はほぼ当時のままで
それを何個つけるかにより出力を
調整させるなど、補器類は当時と
変わってはいるものの現代でも
十分に環境に適応できていたのが
凄いと思います。

コスモAPは今一体いくらするのでしょうか。。?
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU1520891844/index.html?TRCD=200002

奇跡に違い走行距離ですが。。

もはや44年も前のクルマ
なので、クラシックカーですから、
仕方ないことなのでしょうけれど。。

エンジン自体はまだパーツが

あるかもしれませんね。

外装系はほぼ皆無なのだと思います。
程度がよいものを探すのが難しい
と思われますが。。

あったら買いですね。
超希少車です。

本日は黎明期に発売された
マツダ2代目コスモのお話でした。

本日も最後までお読みいただき
ありがとうございます!