旧車 バブル後 いすゞ超スペシャル! ビークロス!!
日本のバブル絶頂期は1991年で
1991年5月から1993年10月まで
崩壊を続けそこになったのが1993年
10月ごろでした。
そんな1990年代の初頭は自動車メーカー
の開発はイケイケで進められており、
その勢いはバブル崩壊近く、もしくは
崩壊後も続けられるものもありました。
1992年にいすゞは乗用車から
撤退しますが、1993年の東京
モーターショーにコンセプトカーを
出品します。
SUVのクロスオーバー車で
当初はジェミニをベースにした
ものでした。
ヴィークロスというコンセプト
カーでした。
モーターショーの反響が大きかった
ことから、1993年に正式に開発
がスタートしました。
ビッグホーンのプラットフォームを
利用したSUVクロスオーバー車で
3ドアのエクステリアに
3200CCのV6気筒エンジンを
搭載していました。
エンジンはバブル崩壊後とは
思えないくらい贅沢で、
オールアルミ製で、しかも
シリンダーヘッドはマグネシウム
を使用したものでした。
アルミ製エンジンは軽く耐久性
にも優れますが、
いかんせん高価であり、
なかなか通常の乗用車に搭載
するものではありませんでした。
日本の市場というよりも
北米の市場向けの開発だったらしく。。
RVのスペシャリティーカーという
新しいジャンルを拡大するための
開発だったようです。
3200CCのエンジンは215psの
出力を誇っており、車重は1750kg
とアルミ製エンジンの効果もあり、
SUVとしては比較的軽い部類に
入るクルマに仕上がっていました。
そして1997年に国内市場に
投入されました。
3ドアの機能性と独特なエクステリア
は日本人にはあまり広く受け入れられ
ませんでしが、一応日本カーオブザイヤー
の特別賞やグッドデザイン賞に輝き
ました。
北米では大好評で2002年までの
生産終了までに約4000台を売り上げ
ロシアでは正規輸入でないものの
日本のカーオブザイヤーに相当する
賞を獲得したり、
日本にはない北米向専用のモデルを
発売したり、海外ではそこそこの
人気を獲得したモデルだったんです。
2002年にはビッグホーンの
プラットフォームを使用した、
3500CCエンジン搭載
5ドア仕様が発売されたりしました。
日本よりも海外での方がマニアックな
ユーザーに広く受け入れられ、
とくに高収益所得者が多かったのも
特徴的でした。
今見ると20数年前のクルマとは
思えない先進的なというか、
前衛的というかバブルのころに
出してきそうな突飛なエクステリア
に高性能なアルミブロックエンジンを
だと思います。
いすゞは出すとマニアックな
クルマを出してきますね。。
今一体いくらなの?
そこそこの走行距離でこの価格
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU1536720326/index.html?TRCD=200002
3ドアは乗りにくいかもしれませんが、
スペシャリティーカーとしてみれば
まぁアリかもしれません。
かえって安いのではないでしょうか。。?
総アルミブロックにマグネシウム
ヘッドカバー
超マニアックですよね。
そんなクルマが100万円前後で
手に入るなんて
結構魅力的だと思いませんか。。?
カー『ビークロス』のお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!