旧車を生かし続ける! キオのブログ

はじめまして 旧車大好き今年50代の会社員です。 1970年代〜1990年代くらいまでの 旧車に関連した記事を発信していきますので、 ご興味のある方は ご覧いただければ幸いです。

旧車 バブル 新時代のフェアレディーZ!!

丁度バブル絶頂から
崩壊そしてその後


1980年代終盤に

1980年代前半は70年代を色濃く残る
少し暗い時代を引きずっていましたが、
中盤から後半にかけてはバブル景気を
背景に自動車産業も少しずつ元気を
取り戻してきた、そんな時代でした。

1989年はちょうどバブル絶頂期に
あたり、自動車産業の黄金期と呼ばれて
います。

そんな1989年にフェアレディーZ
Z32が発売されました。
このクルマは画期的で当時の日本車では
最高280psもの出力を発生させる
新開発のV6 3000CCのエンジンを
搭載していました。


当時の国土交通省ではパワーのありすぎる
クルマは交通事故を起こしやすいなどの
理由から、300ps以上ある
エンジンは認可を下さなかったため、
自主規制という形で約10%
出力をダウンさせて認可をとった
とのことです。

その後十数年日本のクルマの
出力は280psという出力で
自主規制をしてきました。

確かに日本の国土でそのパワーは
一体どこで使えるんだろう
と思えるような出力ですね。

このZ32を境に日本のクルマは
パワー戦争時代へと入っていきました。

それはさておき、このZ32はこれまでの
フェアレディーZとは一味違っており、
アメリカナイズされたというか
欧米向けにワイド&ローを目指した
設計になっており、しかも高級スポーツカー
路線の先駆けを作ったクルマでもありました。

そのため、日本のこれまでのクルマより
2周りくらい大きく感じる車となりました。

全幅はやく1800mmと普通乗用車と
比べると若干大きめな作りとなり、
それは欧米では広く受け入れられ、
BMWなどほかの高級スポーツカーと
同等のレベルとして受け入れられるように
なった最初のクルマでもありました。

R32GTRで1695mmなので、
それと比較しても約100mm
大きいクルマだったんですね。

2シータモデルと2by2モデルがあり、
エンジンも自然吸気とツインターボ
ありました。

2by2モデルではTバールーフ
標準装備となっていたようです。
今となってはこのTバールーフ
結構厄介なルーフで、雨漏りは
するのですが、ウェザーストリップ
が欠品のため修理が大変難しい
ようです。

当時は130Zから続くこのTバーは
大変画期的で、ボディー剛性を保ち
ながら、解放的なオープンエアも
楽しめる、そんな便利なルーフでも
ありました。

ライトも画期的で平面に付いてながら、
ハイビームも照らせるそんなライトで
先代のセミリトラクタブルライトと
比較するとすっきりした感じに
なりました。

このライトのちにランボルギーニ
ディアブロにも採用されています。

いろいろとエンジンもプラットフォームも
80年代に入ってからの新開発品で
作られていましたが、
バブル崩壊とともにモデルチェンジする
資金もなくなり、その後2000年
までちょっとしたMCを繰り返しながら
販売を続けていきましたが、
販売台数の落ち込みなどから、
次のモデルチェンジをすることなく、
35年以上続いたブランドを
一旦おろすこととなりました。

日産がV字復活したころの
2002年にブランド復活しましたが。。

旧車の価格が高騰しているいま
一体いくらになっているんで
しょうか。。?


5年くらい前まで二束三文で
売られていたのに。。
こんな価格にまで上がってしまいました。。
残念です。。
このクルマももはや30年以上も
前の車となってしまいましたが、

今ならまだ探せば、程度が良い
車両が手に入るかもしれませんね。
直しながら乗っていくのも、
面白いかもしれません。

本日はバブル絶頂期から崩壊
そして低迷時代を見届けた
Z32フェアレディーZ
お話でした。

本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!