旧車を生かし続ける! キオのブログ

はじめまして 旧車大好き今年50代の会社員です。 1970年代〜1990年代くらいまでの 旧車に関連した記事を発信していきますので、 ご興味のある方は ご覧いただければ幸いです。

旧車 希少! ツインカムギャランGTO MR!!

1970年代に戻って

 

このころのツインカムって

 

 

1960年代後半から日本の

自動車産業は第一次モータリゼーション

と言われる時代に入ります。

 

さまざまなクルマが開発されました。

今までは富裕層にしか乗れなかった

自動車が庶民にも手軽に買える

価格にまで落ちてきてそれまでにない

 

価格になってきました。

 

戦後間もないと言っても25年程度

は経っていますが、

それでもまだ戦後の傷跡が完全に

消えたわけではない

高度経済成長間際のころです。

 

 

外車のエンジンを模倣して

OHVがやっと開発できた感じの

本当にまだ始まりのころ

それでもモーターレースシーン

のフィードバックなどがあり、

 

SOHCのエンジンやさらには

DOHCのエンジンもようやく

開発されてきた。

そんな時代の1970年に

三菱自動車はDOHCエンジン搭載

のギャランGTO MRを発売します。

 



 

このギャランシリーズは

M1・M2・MRがあり、

MRにのみDOHCエンジンが

搭載されておりそれは、

4G32サターンエンジンと

呼ばれるこのエンジンで、

125psとそこそこのパワーを

誇っていました。

 



 

当時(DOHC(ツインカム)エンジンは

あまり搭載されている車がなく、

60年代後半には日産からスカイラインGTR

が市販されていましたが、

まだまだ市販車にはDOHCエンジンは

搭載されていませんでした。

 

その時代の125psは今でいう

250psくらいのイメージでしょうか。。

車中は980kgと比較的軽量で

エンジンが大きく重そうですが、

車重自体は980kgなので、

125psの出力でも当時は十分

スポーツカーと呼べるスペック

でした。

 

 

エクステリアはフォードのマスタング

を彷彿させるロングノーズにテールは

スパッと切り落としたような

ダックテール呼ばれるスタイルで、

 

77年まで販売されますが、

72年には排ガス規制によりMR

は規制をクリアできずに生産を終了

することになりわずか835台しか

販売されず、当時から希少車でした。

 

 

その後マイナーチェンジで、

アストロン80という4G52

エンジンを搭載したモデルに

チェンジしていきました。

 

最上級のGS-Rは2000CC

と排気量は大型化しますが、

125psとMRの出力と同様で、

ナローボディーだったのに対し、

GS-Rはオーバーフェンダー

純正で装備されており、

エクステリアもスポーティー

生まれ変わっていきました。

 



 

この時代のクルマは

構造設計が古く60年代に設計

されたものが多く使用されて

いたりリアサスも板バネである

ことが結構多く、スポーツカーと

言いながら、板バネを搭載した

クルマも結構あったんです。

 

今では考えられませんね。。

当然ハンドルにはパワステ

搭載されておらず、

オモステなる自然なハンドル

だったりしました。

 

そんなMRは

今いくらなの?

 

MRはありませんでしたが

GS-Rは応談でした。

 

https://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU8394052727/index.html?STID=SMPH0002&RESTID=SMPH0001#mainBlock

 

まだ70年代は60年代が

色濃く残り、これから開発が

進み80年代から90年代に

技術も仕組みも花開くというか

熟成されるというか。。

 

まだ発展途上で本当に黎明期と

呼ぶのがぴったりだと思います。

 

本日は日本の自動車黎明期

に生まれた三菱ツインカム

ギャランGTO MRのお話でした。

 

本日も最後までお読みいただき

ありがとうございます!