旧車を生かし続ける! キオのブログ

はじめまして 旧車大好き今年50代の会社員です。 1970年代〜1990年代くらいまでの 旧車に関連した記事を発信していきますので、 ご興味のある方は ご覧いただければ幸いです。

旧車 ラリーエボリューション!! 三菱ランエボⅠ!!

ホモロゲーションモデル初代のインパク


1970年代の排ガス規制が
国産車に与えた影響は良くも悪くも
絶大で10年以上に渡りその厚い壁に
挑み続けなければなりませんでした。
その代わりに得た技術や性能は
計り知れないものがあり、苦難を乗り越えた
先にこそあったものに辿り着いた感があります。

特に1990年代に入ってからの国産車
テクノロジー及びエンジン性能は70年代の
1.5倍から2倍程度飛躍的に向上しました。

それは、出力だけにとどまらず、足回りや
耐久性などありとあらゆるところに進化が
現れそれまでの国産車では考えられない
奇跡の連続でした。

1989年に発売された日産スカイライン
GTRを変わりきりに規制枠280ps一杯
のパワーウォーズに突入し、それは2リッター
クラスにまで及ぶという現在では考えられない
程にパワーを追い求めた時代でもありました。

スポーツカー、ラリーカーなどモータースポーツ
シーンで活躍する車両が数多く現れ
各メーカーが競い合ってよりパワーのある
クルマを世の中に排出していきました。
それはまさに国産車の黄金期といっても
過言ではありませんでした。

それを70年代の排ガス規制後からずっと
待ち望みクリアすることに専念してきた
自動車メーカーには本当に脱帽です。

過去それだけパワーに関する技術力が向上
したのは類を見ないことだったに違いありません。

そんな国産車の黄金期の最後に三菱から
本気のラリーカーが発売されます。

当時WRCの出場資格を得るためだけに
開発されたようなクルマですが。。

初代ランサーエボリューションです。
本日はランエボについたお話したいと
思います。

どのクルマにしても初代はインパクトが
あるクルマが多く、特にホモロゲーション
モデルとしてデビューしたランエボ
それまでの国産車には類を見ないパワー
ウェイトレシオでRSグレードでは4.68と

1989年に発売された日産スカイラインGTR
が5.0であったことを考えると
2リッタークラスとしては超異例のパワー
ウェイトレシオだったりしたのです。

エンジンは4G63で元々はギャランVR-4に
搭載されていたエンジンにチューンナップを
施して、ギャランより更に軽いランサー
に搭載したクルマ、しかも中東向けのボディー
剛性が比較的高い車両に押し込んだ、的な
クルマがランサーエボリューションでした。

国産車のそれでの出力は2000CCの
スポーツカーと呼ばれる種類で
200ps程度あればそこそこパワー
のあるモデルとして認識されていました。

それを50psも上回る出力は発売当時
相当話題になり、このランエボはCM
などは一切ないにもかかわらず、
2500台をわずか3日で販売しきるという
これまた異例の事態となったのでした。

そしてその後追加で2500台を生産
する事となったのでした。

パワーのあるエンジンを大衆車に乗せる
という手法は昔からありましたが、
ちょうど1968年に発売された
初代日産スカイラインGTRのインパク
に匹敵するような驚きがありました。

この車両は無理やり作った感が満載で、
ろくにテスト走行もしないで作った
のでしょう、4WDながらアンダーが
強く曲がらないクルマとして有名でした
しかしながら、様々なマイナス要素を
差し引いたとしても有り余るインパクトと
出力パワーは当時も今も変わりなく、
その後登場するエボリューションよりも
初代は一番インパクトがありました。

そして何か消費者に夢を売ってくれた
そんな1台でした。

そんな初代ランエボは今一体
いくらするのでしょうか?

https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/12/700040124930150308001.html

残念ながらⅡしかありませんね。
Ⅰがあったら歴史的価値があるので、
保存の意味でも程度を見極めて買い
ですね。

エボⅡはⅠの曲がらない不具合や
様々な改良点をクリアした車両なのですが、
粗削りなⅠがやはりエボリューションの名に
ふさわしい車両ではないでしょうか?

本日はバブル時代
三菱ラリーカーホモロゲーションモデル
初代ランサーエボリューション
お話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!