旧車を生かし続ける! キオのブログ

はじめまして 旧車大好き今年50代の会社員です。 1970年代〜1990年代くらいまでの 旧車に関連した記事を発信していきますので、 ご興味のある方は ご覧いただければ幸いです。

旧車 バブル前 トヨタ3代目カリーナ!

1981年~1988年

時代の狭間1980年~1990年までの
10年間は時代の狭間というか、前半は
70年代を重く引きずる感じで、半ばからは
バブル景気に乗っかって、相当イケイケな
エンジンやモデルが登場し、時代が入れ替わる
感じの世代交代的な意味合いもあり、

仕組みも新しいものに変わったり、
性能も今までのものとは比較にならないほど
上がったり、新しいものと古いものが入り混じる
新旧交代の時代でした。

前半5年間は80年代に入りながらも、
それまでの70年代をかなり踏襲して引きずった
感じです。
エンジンは60年代に設計されたものを
使っていたりします。
80年代に入ってから開発されたものは
90年代に入ってから開花するので、
この10年間に入れ替わったといっても
後半の5年は組み合わせを変えたものが
多く、目先を変えることで違いを生み出す
何か、本当の意味での開発ではありません
でした。

1981年にトヨタから発売された
カリーナはまさにそんな1台です。
この3代目カリーナの面白いところは
前半の81年~85年程度までは
70年代のエンジンを踏襲して新しい
ボディーに搭載しているところで、
後半85年~88年くらいまでは
新しいものを取り入れているところです。

具体的に言うと、1600CCと
2000CCのエンジンに関しては
2TGと18RGと当時お決まりの
DOHCエンジンを搭載していましたが、
マイナーチェンジ後は1600CCと
1800CCに変わり、70年代を捨て
4AGと3TーGTEを搭載する
ところが時代の入り混じり感を出しています。

トータルで1車種に4機種のDOHCエンジン
が存在する面白い車種になりました。

後半の4AGや3TーGTEUですら
シリンダーブロックは60年代に開発
されたもので、それに80年代に開発
したシリンダ-ヘッドを組み合わせ、
補器類にターボを搭載した、見せ面を
変えた感じのまやかしエンジンでした。

とは言え70年代後半の国産車エンジンは
100psそこそこがやっとで、
115psとか130psがやっとで
排ガス規制後にいたっては本当に100ps
出てるの?って感じのものでした。

そのような意味では1600CCで130ps
1800CCのターボ搭載車で160ps
というのはほかのメーカーよりも優れた
出力であったといえるのかもしれません。

80年代前半まではDOHCかターボか
なんていう論争があり、一長一短あって
面白かったのですが、DOHCターボが
出たことで論争に幕が下り、やはり合体
したほうが速いなんてことになりました。

そんな感じのいろいろな時代のエンジン
搭載車が1車種で存在するのが3代目
カリーナなんです。
2ドア、4ドア、5ドアのバンまで
含めると同じ車種であってもいろんな
組み合わせのクルマがあったのです。

2ドアの1600CC2TGがあったら
面白いと思いますが、いま中古車市場では
どのようなことになっているのでしょうか?

https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/13/700050820830191029003.html

4ドアの1600CC
おそらく4AG搭載です。
走行距離が奇跡ですが、
値段が応談となっていますね。。

https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2253771946/index.html?TRCD=200002

これも同様で1600CCです。
4AG搭載で当時の86の4ドア版
のような立ち位置のクルマです。

車重は少し重めですが。。

それでも1t切った重さだった
ようです。

本日はバブル少し前時代の狭間
3代目カリーナのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。